2007-05-15 第166回国会 衆議院 本会議 第30号
(拍手) 二〇〇三年三月二十日、国際連合設立当初からの加盟国であるイラクに米英軍が先制攻撃をしかける形で、このイラク戦争は始まりました。自来四年余り、二〇〇三年五月一日にはブッシュ大統領みずからが主要戦闘終結、勝利宣言を掲げたにもかかわらず、戦禍は拡大し続け、二〇〇六年八月には駐留している米軍自身が内戦の危機を訴えるに至りました。
(拍手) 二〇〇三年三月二十日、国際連合設立当初からの加盟国であるイラクに米英軍が先制攻撃をしかける形で、このイラク戦争は始まりました。自来四年余り、二〇〇三年五月一日にはブッシュ大統領みずからが主要戦闘終結、勝利宣言を掲げたにもかかわらず、戦禍は拡大し続け、二〇〇六年八月には駐留している米軍自身が内戦の危機を訴えるに至りました。
しかし、そもそもイラクは、一九四五年、国際連合設立当初からの加盟国でありました。そして、国連憲章第二条及び第七章によって、個別国家あるいは国家集団による先制攻撃は禁止され、安全保障理事会にのみ武力行使が認められるとされています。しかるに、このたびの米英有志連合によるイラク攻撃は、武力行使に踏み切る新たな国連決議もなく、明らかにこれまでの国連のルールに違反する行為と考えるべきではないでしょうか。
私は、まず最初に感じましたことは、この団長報告の中に、日本国憲法制定は、制定の背景に国際連合設立及びその憲章の精神が大きな影響を与えていますと指摘されていることです。私も全く同感であり、そういう国際連合憲章を受けての今の日本国憲法があると思いました。同時に、私は九条を持つ日本国憲法に誇りを持っている者の一人ですので、コスタリカの憲法に特別に関心を持ちました。
引き続きまして国際連合設立、わが国が加盟以来、同じ立場をとりまして、国連の諸決議につきましても人種差別反対の政策をとり続けております。アフリカ諸国全般も独立以来、植民地支配、人種差別には一貫して反対しております。南アのアパルトヘイトにつきましても同様でございます。ただその具体的方策につきましては、断固対決すべしという国と、話し合いによって解決へ持っていくべしという国の二つに分かれるかと思います。
まことに国際連合設立後の新しい風潮に基いてできました所産でございます。
○草葉政府委員 これは御承知のように連合国最高司令官の許可がありますと條約の加入ができるのでありまして、終戰後におきましてもあるいは万国郵便條約なり、あるいは国際電気通信條約なり、また関税上の観光国際連合設立條約の修正意見書等にも、いわゆる国際條約、こういう條約にも加盟いたしておる状態でありますから今回も同様であるのであります。